速読Terrace:脳力トレーニングの世界③

こんにちは。速読Terrace担当の亀崎です。

 

今回は「みつけて」です。

まず画面の上半分に、1~5までの数字のうち4つが表示されます。

表示の仕方は(15インチ程度の画面であれば)縦10㎝×横13㎝ぐらいの長方形の四隅に4つの数字が書かれている、というものです。

 

数秒程度表示されたのち、いったん画像が消え、1~5で表示されなかった数字が何かを答えます。

 

これは、一瞬で状況を確認する「認識力」を強化するトレーニングです。

 

人間は、集中すればするほど視野が狭くなります。

例えば、私の場合は剣道をしていたのですが、小学生ぐらいのときに試合をしていると、自分の打ちたいところしか見えていませんでした。集中して視野が狭くなっている状態です。面を打とうと思ったら面ばかり見ていて、相手の細かい動きが見えてないばっかりに小手や胴を打たれたりすることもありました。

だんだん試合に慣れて腕も上がってくると、集中しても相手の体が全体的に見えるようになりました。細かい体の動きが見えることで予測ができたり、呼吸の読み取りもできるようになりました。

これが認識力です。

他のスポーツでも同様で、とくに攻守が目まぐるしく動く対人競技、個人同士なら剣道や空手など、団体ならサッカーやハンドボール、バスケットボールなどで、認識力が必要となります。

サッカーで言えば、かつてバルサの心臓とよばれたチャビ・エルナンデス選手は、この認識力がスバ抜けていたそうです。一瞬でピッチ上のどこに誰がいるかを把握して、最善のプレー(パスやドリブル)を常に選択していたそうです。この認識力が、いわゆる「俯瞰(ふかん)」や「バーズ・アイ」とも呼ばれるものです。

スポーツ以外だと、将棋や麻雀などでも認識力が必要だと言われます。

 

 

ですから、このトレーニングにはすごい可能性が秘められているのです。

 

とはいえ単純なトレーニングですので、小学校1年生でもトレーニング可能です。

レベルの設定もできます。

 

次回は、検索力系のトレーニングを紹介します。

 

 

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