2020年問題(10)
少し脱線します。
先日,次のようなニュースが出ました。 (大分合同新聞より)↓
大分大学が経済学部を改編。
経済学部だけではありません。工学部もそうですし,
教育福祉学部は,福祉健康学部と教育学部に分かれます。
いわゆる0免学部は廃止されます。
これは大分大学だけではありません。
どの大学も大きく変わっていきます。
なぜこの話が2020年問題か??
実は,2020年問題というのは,大学改革でもあります。
大学のあり方そのものが大きく見直されるのです。
入試制度だけが変わるのではありません。
後ほど触れますが,この改革は,日本の教育を,それまで下から(小学校など)変えてきたものを,
上から(大学)変えていくという大きな変革なのです。
一説によると,今後日本の大学は,
L大学とR大学に分かれていくと言います。
R大学は現在の「研究」を主体とした従来の大学ですが,
L大学はLocal大学,つまり地方の大学を指し,地方に根ざした地方のために役立つ
大学,ということです。
言い方を変えれば,現在の大学の役割はL大学には求められない,ということになります。
どちらかというと専門学校や,専修学校などのように,地域に根ざした職業訓練校的な大学になっていくだろうと言われています。
当然それは,少子化とも密接に関係していますし,日本は大学が多すぎる,という現実もあります。
この後のニュースで,財務省から大学の助成金を年々下げていくという提案(当然文科省は大反対)も出されていますし(要は大学数を減らす),そういった諸々のことが密接に絡み合っています。
こうなると,地方の大学卒は,現在の大学卒とニュアンスが違ってきます。
もっと言うと,R大学に行くことが,大学に行くと言うことになる,という風になっていくかもしれません。
R大学とはどの大学を指すのか,が気になるところでしょうが,国立大学では,間違いなく旧帝大。
これに例えば九州で言うなら熊大あたりがR大学になるのか??という話ではないでしょうか。
このように大学そのものが変わっていきますので,2020年の大学入試改革は,とても大きな変革であり,
それについていけなければ,現在のような大学卒扱いはなくなるであろうと予想できます。
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