H30大分県公立高校入試[社会6]

[6]問題の半分が憲法に関する問題で、条文の内容の知識が必要でしたが、資料の中をしっかりと読めば高得点が取れる内容でした。

(1)拒否権
拒否権は、安全保障理事会の常任理事国のみがもつ権限。

(2)エ
議院内閣制のしくみの問題。Xは、内閣→衆議院なので、衆議院の解散である。
ア.内閣の信任・不信任の決議は衆議院、イ.連帯責任は内閣→国会、ウ.任命・罷免は内閣総理大臣→国務大臣

(3)イ
経済には競争原理があり、平等に市場に参加することで経済活動を促すのが目的である。
ア・ウは競争の規制がかかるので、逆である。エは、民間企業ではなく公企業

(4)ア・エ
効率と公正の意味が理解できていること、2つ選ぶことを読み飛ばし例なければ正解できる。
イ.全員参加、ウ.不当・不利益がないようには、公正の内容である。

(5)①ロック
『統治二論』はロックの著作。モンテスキューは『法の精神』、ルソーは『社会契約論』

②保障:国民の権利、制限:国王(政府)の権力
資料の→がどこに向かっているのかが把握できれば、【人の支配】では国王→法→国民、【法の支配】では法→国王(政府)→国民→法となっ  ており、誰が法を決めているのかをしっかり見ておく必要がある。

③ア
憲法12条が公共の福祉の内容であることが理解できていれば、アのみが権利の責任・乱用ではないことがわかる