これだけは!歴史年号語呂合わせ 24選 第7回
こんにちは。講師亀崎です。
今回は、コレです。
894年 遣唐使廃止
白紙にもどそう遣唐使!
でました!これも有名ですね。
お父さんお母さん世代ですと、聴きなじみのある方が多いかもしれません。
30年ほど前のアニメ「おれは直角」のOPで流れてましたね。
ともあれ、遣唐使の始まりの年号は覚えなくてもよいのですが、終わりはぜひ覚えましょう!
なぜ「終わりが重要」なのか。
遣唐使中止(結果的に廃止)が、平安時代を代表する国風文化のきっかけとなったからです。
この、遣唐使廃止→国風文化はセットで覚えましょう。
なお、国風文化とは平安時代の文化です。
特徴は、中国(唐~宋)の文化を日本にあうようアレンジしまくっている点です。
平仮名や片仮名ができたのは、この国風文化のときですね。
物語文学や日記、随筆、歌集など多くの作品が生まれています。
ほかにも、寝殿造りや平等院鳳凰堂など建築物もありますね。
では、なぜ遣唐使を止めたのでしょうか?
この提案を行った人物は・・・そう、第20回遣唐大使(リーダー)こと菅原道真です。
時の宇多天皇から遣唐大使を拝命した菅原道真ですが、その後「再検討しましょう」と提案します。
拝命する少し前、中国にいる日本人の僧侶から「今の唐は荒れてる」と手紙があったそうです。
当時の唐は反乱が多発しており、小国乱立の戦国時代のような状態だったのです。
唐への行き来の航海は命がけ、唐に着いても危険がいっぱい。
「あかん、生きて帰ってこれる気せーへん」
と道真は思ったのではないでしょうか。
その後、道真をとりまく人事問題や国内の災害、唐の衰退があり遣唐使は出ず。
ついに907年に唐が滅亡。
遣唐使が復活することはありませんでした。
と、遣唐使廃止の影響と原因について説明しました。
・遣唐使、からの国風文化
・菅原道真が遣唐使停止の進言をした
この2点をしっかり押さえましょう。
では、また。