社会「どっちの用語ショー」①
こんにちは。講師亀崎です。
社会には、似たような用語が多いですよね。
テストで「あれ?土偶って縄文時代だっけ?古墳時代だっけ?・・・でぇぇい!古墳じゃぁっ!」
結果、まちがっちゃった・・・なんて経験ありませんか。
このブログでは、社会の間違いやすい2つ(たまに3つ)の単語の違いを紹介していきます。
第1回目は、上の例にある「土偶」と「埴輪」についてです。
中学生に限って言えば、最低限覚えておかなければならないのが
土偶は縄文時代で、こんなヤツ
→東京国立博物館 – コレクション コレクション一覧 名品ギャラリー 館蔵品一覧 遮光器土偶(どぐう) 拡大して表示 (tnm.jp)
埴輪は古墳時代で、こんなヤツ
→東京国立博物館 – コレクション コレクション一覧 名品ギャラリー 考古 埴輪 踊る人々(はにわ おどるひとびと) 画像一覧 (tnm.jp)
コレです。名前とその漢字、時代をセットで覚えましょう。
つぎに、ひとつひとつ紹介していきますね。
土偶とは、縄文時代に日本列島で作られた、土人形です。
いいですか。「土人形」です。
人の形をしていないと、「土製品」って呼ばれます。
だって「偶」にはニンベンがありますもんね。
ちなみに、この漢字には「人形」という意味があります。
用途としては「安産のお守りとかに使われたのかな~?」とか「子どものおもちゃかな~?」とか考えられています。
あと、黒っぽいです。縄文土器と同じような質感です。
同じ時代ですから、そりゃそうですよね。
ホントにおまけですが、数年前にあった「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」にでてきた『ツチダマ』をイメージしてもらえれば。それが土偶です。
→『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』公式サイト (doraeiga.com)
埴輪は、古墳時代の古墳から出土する土製の器物です。
いいですか、前方後円墳などの「古墳」から出土します。
だから、テストで土人形の写真のすぐよこに「〇〇古墳出土」って書いてたら、確実に埴輪です。
また、人の形に限らず、馬をはじめとした動物や家、または筒状のものなど、様々な形のものがあります。
用途としては「お葬式(古墳は墓だから)での飾りじゃなかな~」とか「こっから聖域っていう境界線がわりかな~」とか考えられています。
もうちょっと細かい話をしますと、円筒形が特徴的な「円筒埴輪」と、人や動物・家などを象(かたど)った「形象埴輪」があります。
ついでに、色は薄い茶色というか、あかるい赤茶色です。
古墳時代の素焼きの土器は『土師器(はじき)』とよばれるのですが、それと同じような質感です。
同じ時代で同じ作り方ですもんね。
けっこういろいろ書きましたが、初めの方にあるように
土偶は縄文時代
埴輪は古墳時代
これだけは覚えておきましょう。
覚え方は、「どじょうをはこぶ」(土偶・縄文、はにわ・こふん)、とか。
なにはともあれ、覚えたモン勝ちです。
では、また。