夏は来ぬ ・・こぬ?
成績アップと、大分の高校入試、大学入試、豊府中入試に強い塾、ライズ・REDの都です。
立夏が過ぎ、暦の上では夏になりました。
日本の代表的な夏の唱歌に『夏は来ぬ』があります。
歌の中では、卯の花、ホトトギス、田植えなど、初夏を連想させることばがたくさん出てきます。
さて、この歌の題名にある「来ぬ」の読みは「こぬ」でしょうか?
この歌では文語(古典のことば)が使われています。
「こぬ」は「まだ来ぬ人」のように体言(名詞)にかかるときの形で、
カ行変格活用動詞「来(く)」の未然形「来(こ)」に、打消の助動詞「ず」の連体形「ぬ」が接続したものです。
係り結びでもないかぎり、連体形で文を結ぶことはありませんね。
「夏は来ない。」という寂しいお話ではないのです。
この場合は「きぬ」と読みます。
動詞「来(く)」の連用形「来(き)」に、完了の助動詞「ぬ」の終止形が連なったものです。
「夏がやって来た。」→「今は夏だ。」ということですね。
自然の生命力が溢れるこの季節、
勉強も遊びも思いっきり楽しみたいですね☆
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