偉人の妄想インタビュー⑧ ~藤原純友~ その2
こんにちは。
全て、講師亀崎の妄想です。ちょっとした読みもの的な感じで作ってみました。
広い心で、暇つぶし的に読んでいただければ幸いです。
藤原純友の第2回です。
古代より、海上交通の要衝として地政学上重要だった瀬戸内海を揺るがした、藤原純友の乱。
その予兆とは。
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インタビュアーを「I」、藤原純友を「純」とする。
I:瀬戸内が、いったん平和になったということですか。
純:平和やったんや。そのころは。
また荒れだしたんはな、備前の国司が代わってからや。
備前には、めっちゃ仲よかった藤原文元(ふみもと)ちゅう武士がおってな。
いっしょに海賊対応しとったんやな。
新しく備前の国司になった藤原子高(さねたか)ちゅうのがな~。
地元より朝廷を大事にするヤツや。分かるやろ。
文元と反りが合わへんねん。
ほんでな、ついに文元がやりよった。
子高襲ったんや。
しかも、その襲撃メンバーにワシんとこの郎党も入っとってな。
I:国司に手を出したということは・・・
純:謀反人や。
せやけどな、ほとんど同じ時期に東国で平将門?が同じように謀反起こしたやろ。
朝廷も困ったみたいやで。
それにな、ワシの郎党は謀反人一味やけど、ワシは直接加わってへんねん。
ついでにいうと、その少し前に「瀬戸内海平和にしたんやから、褒美ちょうだいや」ってな。
朝廷にお願いしとったのもあってな。
I:では、朝廷の純友さんへの対応は?
純:意外なことに「海賊対応の褒美やるから都へ来い。」や。
その代わり「子高襲ったやつらを、お前が何とかせい」ってことやったんやろ。
ま、ワシも悪い気せぇへんがな。
都行くやろ?
とはいえ、何があるか分からへんからな。淡路島の兵器庫にちょっと寄ってな。
強引に武器をいただいたりしたんやけども。
その直後ぐらいや。
都にあの知らせが届いたんや。
I:あの知らせ、ですか。
乱がどう勃発し、どう推移し、純友はどのような最期を迎えたのか。
次回は藤原純友の最終回です。