偉人の妄想インタビュー⑦ ~平将門~ その3
こんにちは。
全て、講師亀崎の妄想です。ちょっとした読みもの的な感じで作ってみました。
広い心で、暇つぶし的に読んでいただければ幸いです。
前回に引きつづき平将門です。
「承平・天慶の乱」の、関東側ですね。
武士が、少しずつ歴史の表舞台に出てくるようになる段階です。
いよいよ乱の勃発!
平将門、そして伝説へ・・・
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インタビュアーを「I」、
平将門を「将」とする。
I:うっかり国府を包囲って。
これで「逆賊」決定、となったんですね。
将:しょうがないわのう。
ここまでくりゃ、行けるとこまでいっちゃれい!思うて。
そういえば、同じぐらいの時期に瀬戸内海でのう、同じように反乱起こしたヤツおったじゃろ。
I:藤原純友(すみとも)ですね。
将:そいつじゃ!
その話をチラっと聞いてのう。
「ワシの国を坂東につくるチャンスじゃん」て思うたんよ。
朝廷は兵を出すのが大変になるじゃろ。
I:イケイケですね。
将:一応、大義もいるじゃろう、いうことで。
知り合いの巫女にのう、
「八幡大菩薩が『将門を新皇にせぇ』言うとります」て言わせたんじゃ。
強引じゃけど。
そのまま、坂東におった他の国司も追いやってのう。
もう100パー謀反人なんじゃけど「朝廷と別の国なら謀反人じゃなかろう」思うて。
「新しい国造っちゃるんど!」言いながら、ワシが坂東で直々に新しい国司を任免したんじゃ。
I:朝廷はどう動いたんですか。
将:藤原忠文(ただふみ)じゃったかのう。
なんか、年寄りを征東大将軍にして兵を出したらしいわ。
直接やり合っとらんけぇ、よう知らんのんよ。
・・・そいつらが来る前に、やられたんよのう。
I:だれにですか?
将:貞盛よ。
生き残っとったんじゃ、貞盛が。
ワシが「戦が一段落した」思うて、大半の兵を帰した直後にのう。
5000の兵が1000まで減ったところに貞盛が4000の兵で攻めてきよった。
ワシも一回引けばよかったんじゃが「しょせん貞盛じゃ。大した事ないじゃろ」いうて。
迎え撃ってしもうたんじゃ。
I:けっこう強かったんですね。
将:ワシらが南側におって、貞盛たちは北側におってのう。
最初は南風が吹いてワシらが優勢じゃったんじゃ。
それが途中で風向きが変わってのう。
北風になったら大劣勢よ。
I:寒冷前線が通過したんですかね。
将:ナニを言いよるんなら。
まあ、ワシも先頭に立って戦っとったんじゃが・・・
ちょっとよそ見したスキに額に矢が刺さっての~。
イチコロじゃ。
I:そのあと、いろいろ伝説を残したそうですね。
将:知るかいや、そがいなこと。
アレじゃろ?都から武蔵まで首だけ飛んでった、いうヤツじゃろ。
飛ぶわけないじゃん。
祟った覚えも無いわいや。
I:そりゃそうですよね。
それはともかく、承平・天慶の乱以降、武士の存在感が強くなりました。
将:ほうなん?
もう、死んだあとのことじゃけえ、どうでもええわいや。
I:ちなみに、貞盛の子孫に平清盛や北条氏がいますね。
一時は日本を牛耳った人たちです。
将:知らん知らん。武士武士(無視無視)!
I:うわあ。強引すぎますよ。
以上で、平将門編はおしまいです。
次回は、承平天慶の乱のウェストサイドストーリー。
藤原純友です。