海洋の色を決めるものは??②
ライズワンYSです。
海の色を決める一番の要因は、、、ズバリ!!!!!!
「植物プランクトンの量」でございます!!
光の波長(スペクトル)の話は、前回、私が尊敬する大好きな先生、牛嶋先生が記事を投稿して下さっていますので、(↓コチラ↓)
https://www.shigakukairise.jp/archives/15139
私は今回、植物プランクトンに注目して話を広げさせていただきます。
まず、前提として、
地上に住む植物と、海の中に住む植物は、クロロフィル(葉緑体に含まれる光合成色素)が、
全くの別物です!!
地上に住む植物の多くは、クロロフィルaやクロロフィルbをもちます
海の中の植物は、コンブなどの藻類はクロロフィルcを、
植物プランクトンはクロロフィルdを持ちます。
これは、地球上に届く光の色と、海の中に届く光の波長が違うからです。
光の中で、最も遠くへ届く色は?そう!遠赤色光ですね!!
その遠赤色光を吸収するのが、植物プランクトンなのです。
基本的には、赤色・青色・そして遠赤色光を吸収して、緑・オレンジの色を跳ね返します。
つまり、植物プランクトンが多ければ多いほど、光が海の底まで届かなくなる。そして、植物プランクトンの量が多ければ多いほど、海の色は濃い緑や茶色に近くなる訳です。
また、植物プランクトンが多いほど、海が汚染されていると言っても過言ではありません。
まずはこちらをご覧ください。
そうです、いわゆる、「赤潮」です。
生活排水を海に流すと、そこから「富栄養化」が進み、植物プランクトンが大量発生します。
海の色が赤いですよね?そうです。植物プランクトンの大量発生です。
SDGsの目標14に、「海の豊かさを守ろう」というものがあります。
こういった海洋の汚染が、魚の斃死(へいし)に繋がります。
海の色と植物プランクトンの関係について、理解できましたでしょうか!
海の色について、皆さんも是非調べてみてくださいね!
赤潮の画像引用:https://gooddo.jp/magazine/sdgs_2030/life_below_water_sdgs/8873/