テスト期間は「行動デザイン」を学ぶチャンス

各高校では1~3週間後に実施される定期テスト。

さすがに、この直前期間だけでも

勉強しているという高校生は多いことでしょうが、

せっかく勉強するのならば、試して欲しいことがあります!

それは、自分の行動をデザインするということです。

難しそうに聞こえますが、

要は、ある行動を引き起こすきっかけを意図的に自分で準備する、ということです。

簡単な例を示すと、

勉強をしていて、何時かなと気になってスマホの電源を付けてみた、

そうするとLINEがきていたから、返信しなければと思い返信した、

すると今度はその友人と以前話をしていた曲が気になってきて検索をした、

ついでにYOUTUBEで視聴してみようと思い、見てみた、

とかやってたら、1時間経過していた・・・。

というよくある現象において、

テストが終わるまではLINEをしない、YOUTUBEをみない、

という目標を掲げるというよりも、

そもそも、これらの一連の行動は、

ついついスマホを手に取ったことがきっかけで発生している、

ということに気が付くことだということです。

スマホの画面を見てしまう、という行動がきっかけで、

他の行動が連鎖的に引き起こされている、ということを自覚すると、

今度は見ない方法や、行動を抑制することも可能ではないか、

ということを考えてみよう、ということです。

大学入試で思ったような結果が残せない高校生の特徴に、

「継続的な行動」をとることが苦手だ、ということが挙げられます。

が~っとやるときはやって、

急にふいっとやらない時期があって、

ということを繰り返している人が、

最もコスパが悪いように思います。

「やる気」が出ないから行動にうつせない、

「やる気」が出たからやる、

というデザイン自体に、そもそも行動の「ムラ」が含まれていることに

気が付いて欲しいと思います。

やる気や気分ではなく、

行動デザインで動けるようになると、

大学生以降にも失敗が少なくなると思いませんか?

まずは、是非、自分の行動を客観視してみてください。

そして、何がきっかけでその行動は起こり、

何を変えれば、行動自体を変えられそうかを検討しましょう。

そんなに難しくはないですし、

おそらく保育園、幼稚園に通っていたころには、

世の中のお母さんは子供の行動をデザインしてあげていましたよね。

(玄関のドア近くにマスクをかけるようにして、目につくことをきっかけにする、など)

ぜひ、楽しんで取り組んでみてください。

勉強だけでなく、生活全般で様々なメリットがうまれますよ!