偉人の妄想インタビュー⑥ ~菅原道真~ その3
こんにちは。
全て、講師亀崎の妄想です。ちょっとした読みもの的な感じで作ってみました。
広い心で、暇つぶし的に読んでいただければ幸いです。
今回も、菅原道真です。
学問の神様として有名ですね。
今回のメインは「藤原北家の仁義なき排斥活動」です。
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インタビュアーを「I」、
菅原道真を「菅」とする。
菅:都が平安京に移ってからの朝廷内では、藤原北家がイケイケやったけんな。
最初は・・・藤原冬嗣か。
I:基経からすると祖父、ということになるでしょうか。
菅:うーん、あのへんややこしいけど、養父の房前基準ならそうやなあ。
とにかく、冬嗣の時に式家の薬子(くすこ)がやらかしたわな。
I:平城上皇と嵯峨天皇の対立ですね。
菅:平城上皇と薬子の愛人コンビが謀反失敗!ちゅう事件な。
こん時、式家がだいぶ追い詰められたな。
全滅とは言わんけど、ダメージがでけえわな。
藤原氏は完全に北家の時代に突入やな。
I:「薬子の変」の後、冬嗣は天皇家と婚姻関係を結びましたね。
菅:ほんとなあ。
息子の藤原良房に嵯峨天皇の娘と結婚させて、娘の順子を嵯峨天皇の息子に嫁がせたけんなあ。
I:のちの仁明(にんみょう)天皇ですね。
菅:そう。ほいで、次が藤原良房やな。
良房は、伴健岑(とものこわみね)と橘逸勢(はやなり)に謀反の罪を着せたやん。
あれは、二人が皇太子の恒貞(つねさだ)親王に重用されちょったけんやな。
二人とも流罪になっち、恒貞親王も廃太子されち、なあ。
もっというと、こん時まで式家の藤原吉野(よしの)が中納言でガンバっちょったんやけど…
巻き添え食らって、失脚。大宰府に飛ばされたんで。
まあ、オレん先輩やな~、ある意味。
とりあえず、これで式家は表に出てこんくなったわ。
I:いわゆる「承和の変」ですね。
菅:そうそう。
ほんで、良房は自分の甥っこを強引に皇太子にしたんや。
四男やに。
それが清和天皇な。
I:あの、清和源氏の祖で有名な。
菅:その天皇やな。
清和天皇は、9歳で即位したんや。
I:幼いですね。
菅:文徳天皇が急に崩御してなあ。
ヘンなうわさも流れたけど、とりあえず新天皇誕生や。
I:でも幼いから、摂政が必要、と。
菅:そういうことやな。もちろん、良房よ。
I:良房といえば、もう一つありましたね。
藤原良房の、もう一つの有名な事件とは?
伴氏は風前の灯です・・・。