はじめが肝心

ライズ1の高校物理担当・うっしーこと南大分校の牛嶋です(^^)/

毎週火曜日には大分駅前校で、講習会では全校舎の生徒さんを対象に指導しています。

高校での理科の勉強が本格化し、戸惑い始めた生徒さんが見受けられるようになりました。

悪いことではありません。中学理科と高校理科は別物といって過言ではありません。「答えは出せるけれど意味が分からない」と、理解することができていないということを自覚していることは、むしろ素晴らしいことだと思います。

最近よく質問を受けるのは、物理基礎の等加速度運動についてです。

「公式に当てはめれば答えは出る。でも意味が分からない…。」と。

具体的には、“向き”を含んだ量を捉えることに戸惑っているということです。

当然ですが、“向き”には基準が必要です。例えば、右・左を考えるとき、右と左の間には境目となる“どちらでもない位置”があり、それらを規定するためには軸(座標軸)が必要。数式の中で“向き”を+・-として扱うための『前提となる要素』への意識が欠落、あるいは朧げなイメージにとどまっていることで戸惑っているケースが大半です。

高校の授業進度はとても速いです。その中で、『前提となる要素』に目が向かずに追い付かなくなってしまうのは、ある意味では仕方がないことです。

しかし、受験(受検)で必要とするかどうかを問わず、上記のようなことへの理解(盲目的になりがちなことを意識的に考える習慣を身につけること)で、勉強の仕方や実力のつきかた、目標・目的に対して必要とされる学力水準に達するまでの時間は大幅に異なります。

はじめが肝心

時間対効果の高い勉強をスタートしましょう!!

それが1年後・2年後・3年後に効いてきます。