偉人の妄想インタビュー①~卑弥呼~ 前編

こんにちは。

全て、講師亀崎の妄想です。ちょっとした読みもの的な感じで作ってみました。

広い心で、暇つぶし的に読んでいただければ幸いです。

 

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※インタビュアーを「I」、卑弥呼を「呼」とする。

I:今日はお忙しい中、お時間いただいてありがとうございます。

呼:いいのよ~。退屈してたし。

  もう、女王はとっくに台与(編集部注:とよ?いよ?)ちゃんにゆずっちゃったから。

I:女王職、っていうのもなんですが、お疲れ様でした。

  あとでまた、そのときのこと教えて下さい。

  ところで、先日「魏志倭人伝(ぎしわじんでん)」を読んでみました。

呼:あー、はいはい、アレね。

  あんまり書いてなかったでしょう。あたしらのこと。

  2000字ぐらいしか書いてないらしいじゃない。

  『ROCKIN’ON JAPAN』なんて、よく2万字インタビューしてるのにさ。

I:ホント、そうですよね。

  もうちょっと詳しく書いてあったらよかったんですけど。

呼:あれじゃ、ウチの国(編集部注:邪馬台国)がどこか分かんないわよねぇ。

I:そうなんですよ。

  1700年以上にわたって九州地方か近畿地方かモメちゃってるんですよ。

  ・・・ひょっとして教えてくれるんですか?

呼:そんなの、あたしも分かんないわよ。

  私は魏(今の中国)に行ってないんだから。

  ナッシー(編集部注:難升米(なしめ))に聞いたら?

  それかイッちゃん(編集部注:伊聲耆(いせえき))とか・・・

  えーとエキやん(編集部注:掖邪狗(えきやく))だっけ。魏に行ったの。

  あの人達なら知ってるかもね。あたし地理苦手なのよ~。ごめんね。

I:いやいや、全然大丈夫です。

呼:魏からもらったものも見つかってないんでしょ。

I:そうなんですよ。

  それっぽい銅鏡、え~っと三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)ですね。

  それはわりと近畿地方で見つかるんですけどね。

  ただ、それが魏から邪馬台国に贈られたものかどうか分かんないんですよね。

呼:金印は?「親魏倭王(しんぎわおう)」のヤツ。

I:それも見つかってないんですよ。

  もっと古い「漢委奴国王(かんのなのわのこくおう)」は見つかってるんですけどね。

呼:あ~聞いたことある。奴国のね。

  むかーし(編集部注:西暦57年)「漢の光武帝(こうぶてい)から金印もらったー!」ってね。

  そりゃ大騒ぎだったらしいけど。

  まあ、あくまでも伝説よ~。

  あたしの生まれる前だもん。

~後半へ続く~

 

前編は以上です。